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イベントレポート

【イベントレポート】 フリーランスマネジメントMEETUP vol.2 ーフリーライターと働く企業担当者の方!お酒片手に、”あるある”や”お悩み”をゆる~く話しましょう!

2019/9/5、「フリーランスマネジメントMEETUP vol.2 ーフリーライターと働く企業担当者の方!お酒片手に、”あるある”や”お悩み”をゆる~く話しましょう!」を開催しました。

ゲストスピーカーには、オウンドメディアを0から立ち上げ、パートナーのフリーライターさんと一緒に事業を作ってきた株式会社LiBの佐武麻美氏をお迎えしました。

|イベント開催の背景
ーフリーライターとの上手な付き合い方に関心のある企業担当者が参加

pastureでは、フリーライターとお仕事をしている方からのお問い合わせを多く頂いています。そんな中で、フリーライターとお仕事をされている企業担当者からは、「フリーライターとのコミュニケーションや、発注・請求などの事務作業の煩雑さに課題を感じている」というお声を耳にすることも。

そこで今回のイベントでは、”フリーライターとお仕事をされている企業担当者”にご参加をいただき、フリーライターとの付き合い方について普段なかなか聞けないお悩みや課題を共有する場といたしました。

pastureの事業責任者を務める高澤より、イベント概要の説明、pastureが目指すビジョン、サービス紹介の後に、各テーブルごとにアイスブレイクを兼ねた自己紹介を実施。

その後、ゲストスピーカーの佐武様にご登壇をいただきました。

交流会でも積極的に意見交換が行われ、事後アンケートでも”メディア運営の具体的な方法やパートナーとの付き合い方のコツを学ぶことができて有意義な時間を過ごせました”、
”場の雰囲気も良く、さまざまな方と情報交換ができました”といった嬉しい感想をいただくことができました。

 

|20人のフリーライターと一緒にオウンドメディアを編集者1人でつくった裏話を公開!


株式会社LiB 佐武 麻美 氏
広告代理店2社を経て、2016年4月に女性のライフキャリア支援事業を運営する株式会社LiBに転職。データプラットフォーム事業部 コンテンツ制作部 部長。キャリア女性のためのメディア『LiBz LIFE』の運営・編集の立ち上げや、コンテンツマーケティングの観点から事業拡大・マネタイズを担当。

『「生きる」をもっとポジティブに。』をビジョンに掲げ、日本最大級のキャリア女性向け転職サイトを運営する株式会社LiB様。

今回は、キャリア女性向け総合メディアサイト「LiBzLIFE」を運営する佐武様に、編集者1人で、どのようにフリーランス・副業社員のライターを束ね、オウンドメディア「LiBzLIFE」の立ち上げ~運営までを成功させたのか、お話をいただきました。

0からのメディア立ち上げへの挑戦

LiBzLIFEを立ち上げた時の社員数はわずか2名。企画・編集を佐武氏が担当し、デザイナーがもう1名というメンバー構成だったそうです。

フリーランスや副業社員との協業を前提にプロジェクトが始まり、1年で100万PVを集められなければサイトを閉じるという過酷な目標のなか、試行錯誤の日々が始まりました。

「当時は、まずメディアグロースに知見がある人、プロではないけれどライターをしてみたい、という働く女性に業務委託として関わっていただきました。
また、実際に働いている人のリアルな声を、どんどん発信していきたいという思いから、身近な方へ依頼を行っており、単価についても比較的安価でお願いをしておりました。

そのような背景もあり、スキルフルで意欲のある方に参画してもらえたものの、コミュニケーションのフローが整理されておらず、一つひとつの業務に想定以上の時間がかかってしまうという問題が起きました。

編集者が私だけだったので全ての依頼が私に集中し、返信が滞ってしまうという中で、誰にどのように引継ぎをしていいのかわからず、負のループに陥っていましたね。」

 

属人化の解消→業務の見える化に注力

そんな中、佐武氏は、負のループから抜け出すために課題に優先順位をつけて1つずつ解決していくということを目指したのだそうです。

「コミュニケーションツールが煩雑であるという部分は、メディアグロースに対する影響は小さいと考え、あえて優先度を下げました。

逆に属人化が進むというのは、人を入れられない、もし入っていただいたとしてもノウハウを伝えられないことにつながり、これはグロースに対する影響が大きいと考え、とことん改善に向けて動くことを決めました。

この優先順位付けが功を奏し、何がボトルネックで詰まっているのかが明確になり、解消をしていくことができました。また、LiBzLIFEのトンマナを見える化することで、属人化を解消していきました。」

その結果、佐武氏が直接ディレクションせずとも、ライターマネジメントを任せられるリーダーが増え、従来の煩雑なフローを脱却することができたのだそうです。
また、リーダーとのコミュニケーションをとる際に、大事にされている仕組みの特徴をこのように話していらっしゃいました。

「私の場合は、最初はパートナーマネジメントに注力していたのですが、そのマネジメントを担当する自社の人材マネジメントが非常に大切だとわかりました。
予算報告などの報告責任は確実に守ってもらっています。ただ、方法をがっちりと決めてしまうと各々の工夫がなくなってしまうので、何をやって欲しいかという”what”の部分だけを明確にした上で、それをどのように実現するかに関しては全てお任せすることを心がけています。
そうすると、どんどん自分の裁量でやってくれて、良い循環が生まれるんですよね。

あとは意外と忘れがちなのですが、マネジメントが整ってきた時に”事業自体のマネジメント”が全く確立されていないということに気づきます。

例えば、請求書の作成方法や、パートナーへの請求書リマインドなどの仕組みは事業を回す上で大事なポイントになりますよね。発注書や請求書の作成は社員しかできない部分ですので、次にそこを整えることを目標にしました。」

pastureの導入により、発注~請求の管理体制の改善に成功

請求周りの仕組み作りに課題を感じていらっしゃった時に、ちょうどpastureからの連絡があったのだそうです。

「その時は、いくつかのタスク管理ツールを導入していたのですが、ツールを使うためにツールを導入しているというわけのわからない状況になっていました。
そんなこともあり、発注~請求の一元化ができ、進捗管理も容易に行えるpastureに魅力を感じ、導入をさせていただきました。」

その結果、社内外からの反響も良く、導入いただいて以来欠かせないツールになっているとのことでした。

「属人化していた仕事のフローは、使うシステムを統一することで、一元化および可視化することができました。業務委託契約書や発注書、請求書の発行など、細かな配慮が必要な業務もシステムのルールに合わせてフロー化。ワークフロー全体の一元管理が飛躍的に進みました」

|まとめ

佐武氏のお話を受け、具体的な知識が得られて勉強になったというご感想も多く、今回のイベントへのご参加がライターとのさらなる円滑な関係づくりを進めるきっかけとなったのではないでしょうか。

pastureでは、発注~請求業務の進捗の見える化を推進し、企業もライターも双方がスムーズに業務を遂行できる体制作りを目指してほしいと考えています。

今後もフリーランスマネジメントに関するイベントを開催していく予定ですので、次回の開催もぜひご期待ください!

フリーランスマネジメントツールはpasture(パスチャー)