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【イベントレポート】副業社員やフリーランスのエンゲージメントを高める!最強のチームのつくり方 ~outsource2.0~

2019/11/7、シューマツワーカー様とpastureによる共催型イベント、
【副業社員やフリーランスのエンゲージメントを高める!最強のチームのつくり方 ~outsource2.0~】が開催されました。
LTのテーマは「副業社員・フリーランスのエンゲージメントを高めるためのコミュニケーション方法や具体的なナレッジの共有」です。

シューマツワーカーとpastureはどちらもフリーランスや副業社員といった雇用形態の働き方を支援するサービス。
今回は企業担当者として主に人事業務などに関わる3名の方々にご登壇いただき、これからの時代に即したフリーランスとの関係性構築や業務依頼に関するナレッジをシェアいただきました。

登壇していただいたのは下記企業の方々です。

  • SHE株式会社 Corporate div. Leader 大本美友 氏
  • 老舗鞄メーカー 人事部 人財開発課 課長 西島悠蔵 氏
  • ウォンテッドリー株式会社 コーポレートチーム 採用人事担当 武藤正樹 氏

SHE株式会社 Corporate div. Leader 大本美友 氏

今年2月にSHE株式会社へジョインし、現在は人事・総務・労務など広範囲に渡って組織の中枢となる業務を担当されている大本氏。
人数規模も増えていく中、随時フレキシブルに組織体制を変革し、社員・パートナー問わず”共感”を得るような運営を目指していらっしゃいます。


大学卒業後、2014年に信託銀行に新卒入社。個人向け資産運用コンサルティングに従事したのち、SHEの会員としてレッスンを受講開始。その理念や発信されるメッセージに強く共感し、2019年2月にジョイン。現在はコーポレートリーダーとして採用・労務や組織改善、コーポレート全般を担当。

LTでは、実際に行っているパートナーとのコミュニケーション方法やパートナーの関係性作りにおいて心がけていることについてお話いただきました。

「オペレーションやマネジメントのフローが整ってきたことや、パートナーの人数が大幅に増えたこともあり、密なコミュニケーション機会が減ってきたと感じており、それに対してどんなことができるか考えたことがきっかけですね。
実際の取り組みとしては、売り上げ達成時のお祝いイベントや交流会の開催する等、積極的にパートナーとのコミュニケーション機会を持つようにしました。
また特に活躍していただいているパートナーの方への表彰を行ったり、その人らしいキャッチコピーをつけさせていただいたり等、お1人お1人と向き合う姿勢を心がけています。

その結果、”安心して業務に貢献できる”というお言葉をいただくことも多く、ビジョンや経営方針に共感していただけていることを嬉しく思っています。」

イベントや交流会以外にも、パートナーの本業にも活かせるナレッジ提供の場として、特別講師の方を招いて「セルフコーチング」のセミナーを開催したり、安心して働いていただくために経営戦略や展望など、社内の情報をを共有する機会を設けているのだそうです。

「日々意識していることを、3つお伝えしたいと思います。
1つ目は、人数規模に合わせて柔軟な組織体制を目指すこと。
2つ目は、コミュニケーションの機会を増やし、パートナーにとっても心理的安全性の高い状態を目指すこと。
3つ目は、パートナーにコミュニティの一員であることを感じてもらえるような運営を行い、ポジティブに巻き込むことです。
また、私達社員が目の前のことを信じて熱意を持ってやり切ることで、それが周りにもどんどん広がってチーム全体の熱量が高くなると思っています。」

ビジョンへの共感を受け、卒業生がパートナーとして活躍しているケースが非常に多いというSHE株式会社様。
今後も社員・パートナー問わず、温かい組織の輪を広げていきたいとのことでした。

 

老舗鞄メーカー 人事部 人財開発課 課長 西島悠蔵 氏

メインで企業の人事部担当者として働く傍ら、これまでのキャリアを活かしてフリーランスとして複数の企業と共に業務を行っている西島氏に、さまざまな角度から見た企業とフリーランスの関係性構築のポイントについてお話いただきました。


大学卒業後、ANAパイロット、リクルートにてキャリアアドバイザー、人事を経験。ベルフェイスで人事を立ち上げ経験を経た後に、現在老舗鞄メーカーにて新卒、中途採用のマネージャーとして勤務。人事コンサル等個人事業主としても数社担当。

まずお話いただいたのは、フリーランスへの業務依頼時に心がけていることについて。

「全体像やビジョンを共有することは、フリーランスのモチベーション向上や帰属感の醸成にも直結すると考えており、そこを大事にしています。
また、自分自身、半年分の採用戦略を立てていつまでに何をするのかを細かく考えるようにしており、どこを人事が担い、どこをアウトソースするのかの線引きを綿密に行い、伝達を行うようにしています。」

また、フリーランスに対しても定期的な1on1の実施を行い、対話によるコンディションの把握、業務上の問題や課題についての共有、さらにはキャリア・能力開発までさまざまなテーマでしっかりとフィードバックを行うということを徹底されています。
フリーランスの方は個人で仕事をすることが多いため、対外的な評価が気になるという前提の元、密なコミュニケーションを行っているとのことです。

「私自身、立場の違う2名の方に月に1回お時間をいただき1on1をしてもらっていますが、立場の異なる人との対話はとても有効であると感じています。
例えば、人事経験の高い方に1on1をしていただくことにより、キャリアを棚卸しして今後の進み方について広い視野で考えることができるんです。
逆に、全く人事の知識がない方と話すことにより、フラットな視点で新鮮なアドバイスをもらうことができるため、気づきになることも多々あります。」

また、最後に、”醸し出す自由感と感謝”が大切であるとのお話をされていました。

「フリーランスとして関わっている事業があり、そちらの企業担当者から感謝の手紙をもらったことが非常に嬉しかったです。
フリーランスも仕事を選べる時代なので、このように気持ちを伝えることの大切さを感じましたね。
いろいろな人とコミュニケーションをとって、インパクトのある仕事をしていきたいと思いました。」

企業担当者とフリーランス、双方の立場を同時に経験されている西島氏だからこそできるお話は具体的で学びの多い内容でした。

ウォンテッドリー株式会社 コーポレートチーム 採用人事担当 武藤正樹 氏

正社員として5社でキャリアを積み、セミナー講師や人事コンサル、アプリの開発・ディレクションなど8職種に渡って業務を経験されてきた武藤氏。
フリーランスと契約する際、双方メリットを感じられるような業務依頼をするポイントについてお話いただきました。


1981年 福岡県生まれ。レイス /楽天 /インテリジェンス /ゆめみ でソリューションセールスを中心に計8職種を経験。2015年にウォンテッドリーに入社。セールスマネージャーとして上場を経験。昨夏に約3ヶ月の育児休暇を取得して採用人事で復職して9職種目、うち半年はビジネスマネージャー兼務の便利屋。ジェネラリストの”シゴトでココロオドル”の体現法を模索中。

「フリーランス、企業担当者共に満足の行くバランスの取れた業務依頼を行えれば良いのですが、仕事内容がすり合っていなかったり、業務過多であったり、急ぎの採用を行った結果、スキルが足りなかったりと上手く行かないケースもしばしば聞きます。
その他、フリーランス採用に関する承認フローが長く、人事が現場からの催促との板挟みに合う、等もありますね。」

それゆえに、契約時にはとにかく入念にすり合わせを行うことが重要なのだそうです。
すり合わせは”want,can,fee”に沿って行うとのことで、それぞれ”(企業担当者の)お願いしたいこと、(フリーランスの)できること、(支払う/受け取る)報酬”を表しているとのことです。
この全てのバランスがとれた形で依頼を行うことを心がけると、ミスマッチを防ぐことができると言います。

また、現状ご自身の担当されている採用領域に関することもお話いただきました。

「現状、デザイナー採用を担当していまして、その領域において人材を大まかなカテゴリーに分類すると、メンバー・リーダー・マネージャー・役員の4種類になります。
その中でマネージャークラスの人材が極端に少なくなっているんですよね。
リーダーからマネージャークラスになると1社につき1人というような選任体制になり、ずっと同じプロダクトに付きっきりになるということが多いため、もっと幅広い業務をやりたいということでフリーランスへの離脱が起こるんです。

そのような背景もあり、”たくさん仕事をして成長したい、得意分野に注力して勝負していきたい”という層がフリーランスの世界には非常に多いと言えますね。」

「ウォンテッドリーにおいても、得意分野に加えて未経験の分野にもチャレンジしたい方に、試しにメンターをつけて未経験の分野にチャレンジしてもらったところ、非常にエンゲージメント高い状態で継続的に取り組んでいただけているという例もあります。
スキルとバランスを見て一緒に業務を創っています。」

本職として良くわかっている現場のプロと一緒にフリーランスの業務をすり合わせた上で、実際に業務遂行をしながらバランス調整を行っていくというスタイルが、フリーランスとのwin-winな関係性構築の秘訣とのことでした。

 

まとめ

スピーカーの皆様のお話の中で共通していたのは、「密なコミュニケーションと感謝の気持ちを伝えることを心がけ、その人の業務状況やライフスタイルまでしっかりと理解した上でバランスの良い依頼を心がける」ことに重きをおいていることでした。

さらに、今後はフリーランスの組織加入が増える中、社員とフリーランスの垣根をなくし、事業やビジョンへの共感の輪を広げていくことがうまく業務をまわしていく秘訣となるのではないでしょうか。

次回のイベント開催にも乞うご期待くださいね。

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