フリーランスのWebデザイナーに外注依頼するメリットは?
ホームページ制作を依頼する場合、制作会社に依頼すると費用が高くついてしまうことがあります。そんな時はフリーランスのWebデザイナーに依頼するという手段がおすすめです。
個人でも十分なコーディングスキルを持っているWebデザイナーも増えているため、クオリティの高いWebサイトを構築してくれる可能性があります。
依頼内容によっては、フリーランスのWebデザイナーに依頼するのも良いでしょう。
今回はフリーランスのWebデザイナーに外注依頼するメリットや注意点について解説していくので、参考にしてみてください。
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フリーランスのWebデザイナーに依頼するメリットは?
フリーランスのWebデザイナーに、ホームページ作成を外注依頼する場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
主に考えられるメリットとしては、コミュニケーションが取りやすい、コストが安いといったことが考えられます。
具体的なメリットについて解説していくので、外注依頼する際の参考にしてみてください。
●コミュニケーションが取りやすい
まずフリーランスのWebデザイナーは、窓口も制作担当も1人で対応しているため、コミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
制作会社にWebサイトを作成してもらう場合は、ディレクターやWebデザイナー、コーダーといったようにチームで活動しているため、誰にどのような依頼をかければ良いのか迷ってしまう可能性があります。
連携が複雑化してしまうおそれがあるため、少しの修正依頼も時間がかかってしまい、Webサイトの作成が遅れることがあるでしょう。
しかしフリーランスのWebデザイナーなら依頼内容や質問に対して、素早く回答してもらうことができるため、スピーディーに依頼を進めてもらうことができます。
コミュニケーションの取りやすさで考えると、制作会社よりもフリーランスのWebデザイナーに依頼したほうが早いでしょう。
●自社の時間的コストがかからない
Webデザインを一から自社で検討し、サイトを構築するには、かなりの労力と時間がかかります。内容によっては、数ヶ月単位の工数がかかる可能性もあるので、自社の負担が大きくなるでしょう。
しかしフリーランスのWebデザイナーに外注依頼すれば、自社で対応する手間が省け、時間的コストがかからないのがメリットになります。
Webデザインを外注に任せれば、自社の労力が浮き、他の業務を従業員に任せることが可能です。業務改善にも繋がるので、生産的な活動ができるようになります。
何度もWebデザイン作成を依頼する業務が発生するようであれば、専任のWebデザイナーを雇用するという手段もあるでしょう。
●比較的コストが安い
制作会社にホームページ作成を依頼するより、フリーランスのWebデザイナーに依頼したほうが費用を抑えられる傾向にあります。
案件によっては費用相場は異なりますが、フリーランスの場合は自宅で業務を行っている可能性が高いです。そのため設備などの固定費が少なく、自然と請け負ってもらえる単価も安く見積もることができます。
より安価な価格帯でホームページ制作を依頼するなら、フリーランスのWebデザイナーに依頼したほうが良いでしょう。
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼するデメリット
コストが安く、コミュニケーションも取りやすいフリーランスのWebデザイナーですが、デメリットに感じる部分もあります。
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼するデメリットとしては、主にトラブルが発生するリスクや自社の成長に繋がらないといったことが考えられるでしょう。
具体的なデメリットについて解説していくので、フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する際の参考にしてみてください。
●信頼している人材を選ぶ必要がある
まず信頼できる人材ではないと、安心して仕事を任せることができないということが考えられます。
実績が少ないフリーランスのWebデザイナーに依頼してしまった場合、品質が低い可能性があるでしょう。
自社が求めるレベルの人材を見つけるためにも、今までの実績をチェックして、依頼するか慎重に検討することが重要です。
またコミュニケーションを十分にとっておかないと、想定していたWebデザイン作成とイメージがズレてしまうおそれがあります。
コミュニケーションはこまめにとっておき、進捗状況を確認する方法を準備しておくことが大切です。
●トラブルが発生すると代わりがいない
フリーランスのWebデザイナーは個人で活動していることがほとんどであるため、急な怪我や病気で業務に支障が出てしまうおそれがあります。
その場合、納期が遅れてしまったり最悪の場合は、納品自体ができなくなってしまったりする可能性があるでしょう。
制作会社に依頼していれば、代わりの人材を紹介してくれる可能性もあるので、問題なく依頼は達成してもらえるケースが多いです。
またフリーランスを廃業してしまっていた場合、継続して依頼できず、アフターサポートを依頼できないこともあるので注意が必要になります。
●自社の成長に繋がらない
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼した場合、自社でWebデザインを作成したノウハウが残らないため、社内の成長に繋がらない可能性があります。
自社でWebデザインのノウハウが残っていれば、今後の業務活動の幅が広がることもあるでしょう。
また外注依頼していると、ホームページ作成において、修正や追加の依頼をしたい時には、もう一度外注依頼しないといけなくなります。
特に細部まで変更したい場合、追加で外注依頼しないといけないケースがほとんどなので、費用がかかってしまうおそれがあるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーに依頼する前に確認しておきたいこと
ホームページ制作をフリーランスのWebデザイナーに依頼する場合、事前に確認しておくべきポイントがあります。主に確認しておきたいポイントとしては、過去の実績や依頼する際の料金体系などです。
具体的に、依頼する前に確認しておきたいポイントとは、どのような内容なのか詳しい内容を解説していきます。
●ビジネスマナーがしっかりしている人材か
フリーランスのWebデザイナーに自社サイトを構築してもらう場合、ビジネスマナーがしっかりしている人材なのか、見極めた上で依頼することが大切です。
特に報連相が正しく行える人材なのか、前もって見極めた上で依頼をかけることは重要なポイントになります。時間にルーズな人材であれば、納期遅れが発生してトラブルに発展するおそれがあるでしょう。
フリーランスの実績が浅い人材であれば、報連相が正しく行えず、返信も遅いといった人材である可能性があります。
自社サイトの構築にふさわしい人材なのか、依頼を行う前に、返信などの対応でビジネスマナーがある人材なのか見極めていきましょう。
●ポートフォリオをチェックする
フリーランスのWebデザイナーといっても、実績やスキルは人それぞれです。十分な働きをしてくれるのか見極めるためにも、過去の実績から希望通りのWebデザインを実施してくれるのか事前確認は必要になります。
確認する方法としては、自社が求めている業務内容と似ている仕事を請け負っているかどうか、チェックするやり方があるでしょう。希望通りのスキルを持っている人材であれば、安心して依頼が任せられます。
具体的に実績が公表されていない人材であれば、依頼する前にポートフォリオを提示してもらうように相談しておけば実績確認できるでしょう。
●依頼する際の料金体系
フリーランスに依頼する場合、トラブルの原因となりやすいのが料金体系についてです。実際に多いトラブルの内容としては、追加修正を求められたにも関わらず、追加修正の分の費用は支払ってもらっていないといった内容になります。
フリーランスのWebデザイナーに依頼する際には、事前に契約書を作成し、追加修正の時はどの程度の費用がかかるのか、事前に取り決めておくことが大切です。
作業内容や条件を明確にしておかないと、後からトラブルが発生するおそれがあるので注意してください。
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する時の流れは?
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼すると決まった場合、どのような流れで進んでいくのか、理解しておくことが大切です。
事前に流れを把握しておけば、準備を整え、計画的に話を進めていけるでしょう。
●どのような依頼をするのか明確にする
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する前に、どのようなホームページにしたいのか、デザインイメージは明確にしておく必要があります。
デザインイメージがはっきりしていないと、Webデザイナーに依頼すべきなのかイメージしにくいので、依頼内容が十分に伝わらないおそれがあるでしょう。
依頼内容を明確にしておくことで、会社側の意図をWebデザイナーが汲み取ってくれるので、素早く業務に取り掛かってもらうことができます。
●条件に合うWebデザイナーを探す
依頼内容を固めて、どのようなホームページにするのかイメージできたなら、条件に合うWebデザイナーを探し始めます。実績も重要ですが、提示する条件で対応可能な人材をイメージした上で、応募をかけることも大切です。
自社が希望するWebデザインでホームページを作成してくれる人材なのか、見極める方法としてはWebデザイナーが公表しているポートフォリオを確認するといった手段が考えられます。
●実際に契約して作業を行ってもらう
イメージ通りのWebデザイナーを見つけたなら、事前に契約条件を提示し、納得してもらってから契約書にサインしてもらいます。
この時に、お互いが納得できる契約条件を提示することが大切です。単価や契約期間など、Webデザイナー側が納得しないと、契約してもらえない可能性があります。
全てWebデザイナーの希望通りに契約条件を変えることは難しいですが、ある程度は譲歩することも大切です。
また契約書を作成しておかないと、正しく業務を行ってもらえない可能性もあるので、契約条件は明記しておくようにしましょう。契約書を作成しておけば、不払いなどの心配もなく、Webデザイナー側が安心して業務を行ってくれます。
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する時の注意点
フリーランスに外注依頼する方法は、自社の時間的コストがかからないなどのメリットがあります。しかし外注依頼する時には、いくつか注意しておかないといけない点もあるので気を付けましょう。
主に注意すべきポイントとしては、要件に合う人材なのか見極めといったことや運用方法まで検討したりしておくといったことが考えられます。
具体的に、フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する時の注意すべき点とは、どのようなことなのか解説していきましょう。
●何人かのWebデザイナーに声をかける
自社がイメージしている品質のWebデザインが作成できるのか見極めるため、複数のWebデザイナーに業務相談しておきましょう。
事前調査なしに依頼した場合。イメージしたホームページに仕上がらない可能性があるので、人材選びは慎重に行う必要があります。
何人かのWebデザイナーと直接やり取りを行い、適切な対応をしてくれるWebデザイナーを見極めて依頼をかけましょう。
イメージ通りの仕事をしてくれるのか見極める方法としては、事前テストやポートフォリオで実力を確認するといった手段が考えられます。
●要件に合う人材なのか見極める必要がある
Webデザインの依頼といっても、制作内容は様々あります。ロゴ作成やLP(ランディングページ)、コーポレートサイトなど、要件は異なるはずです。
Webデザイナーにどのような仕事をして欲しいのか明確にしてから、制作スキルを持っている人材を選ぶことが重要になります。
また依頼内容と相場が正しいのか、よく確認してから決めることが大切です。
●Webサイトの運用方法を検討する必要がある
ホームページを作成してもらった後、継続して情報を更新するための運用・保守についても検討する必要があります。自社の担当者が運用するのか、運用自体も外注依頼するのか、事前に確認しておくことが大切です。
Webデザインは外注依頼を行い、運用・保守については自社で対応するというケースもあります。どちらのほうが良いのか、予算を含めて事前に検討しておきましょう。
フリーランスのWebデザイナーに依頼する時によくあるトラブル
フリーランスの方に依頼をかける際に、いくつか発生する可能性のあるトラブルがあります。事前に確認しておき、トラブルが起きないよう対応を心掛けることが大切です。
どのようなトラブルが多いのか、事例を紹介していきます。
●追加修正における契約をしていなかった
Webデザイナーと契約を結ぶ際に、追加修正について契約書に明記しておらず、後から追加費用の請求が行われてトラブルに発展したという事例があります。
追加修正については、何回までなら無料で対応してくれるのか明記しないと、追加費用の問題が発生するおそれがあるので注意が必要です。
トラブルを回避するためにも、契約書には修正に関するルールを設けておき、どれくらいまで無料で修正してもらえるのかはっきりさせておくことが重要になります。
●事前に決めていた期日から遅れて納品
Webデザイナーと密なコミュニケーションを取っていなかったことから、事前に決めていた期日から遅れて納品されるといったトラブルも発生する可能性が高いです。
フリーランスの方と契約する際には、納品が遅れないよう進捗確認を行う方法を検討しておく必要があります。ツールを利用すれば、進捗状況が目に見えて把握できるようになるでしょう。
特にフリーランスの場合は、能力やスキルは個人差が大きいものがあります。信頼できる人材に依頼するためにも、事前にポートフォリオなどは確認しておくことが大切です。
フリーランスのWebデザイナーに依頼するなら書類の管理は重要
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼する場合、契約書や源泉徴収に関する書類は正しく管理しておくことが大切です。
外注依頼する場合の書類管理で、重要なポイントについて解説していくので参考にしてみてください。
●契約書にサインしてもらってから依頼を進める
フリーランスのWebデザイナーと外注依頼する場合、報酬や修正対応などについて明記した契約書の作成を行う必要があります。
作成しておかないと、後から報酬や修正の内容に関して、苦情が入るといったトラブルが発生するおそれがあるでしょう。
また依頼を受けるWebデザイナー側からしても、事前に契約書があれば不払いが発生する心配がないので、安心して作業に取り掛かることができます。
●源泉徴収に関する書類を作成する
Webデザイナーに支払うデザイン費については、依頼する側の企業が源泉徴収を行う
必要があります。
その際の対応として、請求書に毎月の源泉徴収額を記載して、Webデザイナー側に渡しておくことが大切です。
また1年間の支払調書についても、年末にWebデザイナー側に発行し、渡しておく必要があります。支払調書には年間の報酬額に加え、年間の源泉徴収額も明記しておくことが大切です。
フリーランスのWebデザイナーに外注依頼するなら「pasture」を活用
Webデザイナーに外注依頼する際には、発注書や請求書の発行が必要になってきます。しかし紙媒体では、書類の保管が面倒に感じられるケースがあるでしょう。
そんな時に便利なのが「pasture」です。pastureなら、書類の一元管理が可能なので、商取引で便利に活用できます。
●発注から請求まで一連の作業で管理できる
pastureの魅力は発注データが請求データに紐づき、請求書作成ができるので、一連の作業で業務管理が行えるという点です。
請求書のデータ入力ミスといった人為的なミスを低減させることができるため、業務改善に繋がります。請求書の誤りを修正するといった、従業員の業務負担が軽減できるでしょう。
●過去のデータを参考に依頼が出せる
pastureでは、今まで依頼した人材の取引履歴を後から見直すことができます。どのような依頼をかけたのか、内容や報酬、評価まで確認することが可能です。
そのため過去のデータを参考に、適切な人材に再度依頼をかけることができるようになります。プロジェクトの内容に合わせて、最適なアサインが実現可能です。
●電子帳簿保存法に対応している
pastureは電子帳簿保存法に対応しているツールであるため、必要な電子データの発行や保存が可能となっています。すぐに必要書類を検索し、閲覧することができるので、素早く確認作業を行うことが可能です。
紙媒体で保管する手間を省けるので、書類を保管する場所を確保する必要がありません。
ファイルに保管するといった作業も必要ないので、従業員の業務負担を軽減するきっかけにもなるでしょう。
フリーランスのWebデザイナーに依頼するなら書類管理は丁寧に
フリーランスのWebデザイナーに依頼すれば、自社の時間的コストが削減でき、生産的な業務に労力を充てることができます。また制作会社に依頼するよりも、安価な価格帯で依頼をかけられる可能性が高いでしょう。
しかし求めている品質のホームページを作成するためのスキルがない人材を選んでしまうと、希望通りのWebデザインにならないおそれがあるので、人材を決める時は慎重に検討する必要があります。
また発注書や請求書などの書類は、正しく管理しておくことが大切です。業務上、後から確認が必要になるケースもあるので、丁寧に保管しないといけません。
しかし紙媒体では、ファイルに綴じる手間がかかったりどこに保管したのかわからなくなったりする可能性があります。
そんな時は、pastureで書類を電子化させ、管理する方法がおすすめです。pastureなら書類を一元管理できるので、商取引の際に便利に活用できます。紙媒体のように、書類を保管する場所を確保する心配はないでしょう。
外注依頼をかける際には、pastureを活用して発注書や請求書のデータ管理を行ってみてください。