【企業担当者向け】優秀なフリーランスを効率的に探す方法7選~ライター編~
オウンドメディアやSNSの運用、コーポレートサイト用コンテンツやプレスリリース作成など、ビジネスシーンで日常的に発生する「ライティング作業」。これらの業務をアウトソースする場合、この分野のプロであるフリーライターやPRライターに業務を委託するのが、効率的な方法と言えます。とはいえ、優秀なライターと出会えないとお悩みの方も多いかもしれません。
そこで今回はフリーライター歴3年半の筆者が、業界で活躍するフリーライターやPRライターと出会う方法を7 つピックアップして、ご紹介します。いずれも実践的な方法なので、今日からすぐに実行できますよ。
1、編集プロダクションに相談する
優秀なフリーライターをたくさん抱えているのが、「編集プロダクション」や「ライタープロダクション」といった業態の組織です。編集プロダクション・ライタープロダクションとは、出版物やWEBメディアの企画・編集・制作を代行する会社を指します。これらの企業は東京、大阪、福岡といった主要都市を中心に存在しており、フリーライターやフリーカメラマン、フリー編集者、フリーディレクター等とのつながりを多数持っています。
「地方や海外在住のライターが在籍している」「バズりやすい斬新な企画力に定評がある」「旅行ジャンルに精通している」「SEOライティングに特化している」など、それぞれのプロダクションごとに特色があり、抱えているライターの性質も異なります。スムーズにプロライターと出会いたい場合、プロの編集者を付けてクオリティの高いコンテンツに仕上げたい場合は、編集プロダクション、ライタープロダクションに相談するのが効率的な方法です。
ただし、ライターへの報酬に加えて編集プロダクション側へ支払う金額がプラスαで必要になることから、割高になるのはやむを得ません。予算が十分に取れる場合に選びたい方法です。編集プロダクションを探したいときは、「編集プロダクション 東京」等とググってみると、いろいろな情報がヒットするはずです。
2、WEBやSNS上でググる
フリーライターの情報はWEBやSNS上にも多数見られます。単純に「フリーライター グルメ」や「広報ライター 東京」などとググるだけでも、フリーライターのHPやブログ、SNSのプロフィールが見つけられるでしょう。案件にマッチしそうなフリーランスを見つけたら、お問い合わせフォームやSNSのDM等で丁寧な問い合わせ文を送ってみてください。
検索する際は、以下のようなキーワードを使うのがオススメです。
▶フリーライター 〇〇(ジャンル)
▶フリーライター 〇〇(地名)
▶〇〇(ジャンル)ライター
※ジャンルは[医療、グルメ、美容、PR]など、わかりやすいキーワードを使いましょう。
その他、ビジネスSNSの「Wantedly」でも、ライターをスカウトすることができます。WEB上でポートフォリオを公開しているライターも多いので、過去の実績を見つつ、依頼にマッチしそうなライターを探してみましょう。
3、WEBメディア・雑誌・書籍の「署名」から探す
WEBメディア、雑誌、書籍、フリーペーパーには、文末等にライターや編集者の「署名」が入っている場合があります。そういった媒体を通してライターを見つける方法も良いでしょう。
例えば、経済に強いライターを探している場合は経済誌や経済系のメディア、旅行に強いライターならトラベル雑誌など、ジャンルを絞って探すとスムーズです。知名度の高い媒体で書いているライターは、基本的にスキルが高く、業界内での信用度も高いはず。ただし、名前が売れているライターほどギャラが高く、スケジュール調整が難しい傾向があることも頭に入れておいてくださいね。
4、ライターが集まるイベントや勉強会へ参加する
リアルにライターと出会うなら、ライターが集まるような勉強会やイベントへの参加もぜひ検討してみてください。こういったイベントに参加するライターは勉強意欲が高く、積極的に新規の仕事を請けたい人が多い印象です。対面で話すことができるので、相手の人となりがわかりやすいのもメリット。
イベントは、以下のようなサイトで探してみてください。
▶Peatix:https://peatix.com/?lang=ja
▶meet up:https://www.meetup.com/ja-JP/
▶Web担主催のセミナー・講座・オフ会:https://webtan.impress.co.jp/events
▶下北沢本屋B&B イベント:https://webtan.impress.co.jp/events
その他、TwitterやFacebookで編集者やライターを片っ端からフォローしておくと、イベント情報を手に入れやすくなります。
5、SNSで「ライター募集」を呼びかける
自身のSNSを通じて、「ライター募集」を呼びかけてみるのも有効な方法の一つ。とくに、SNSをアクティブに活用していて人脈が多い人ほど、効果が高いはずです。
投稿する際のコツは、仕事がイメージできるような内容にすること。最低限、以下の項目に触れておきましょう。具体的な内容であるほど信頼度は高まります。
▶ジャンル:自社オウンドメディア、採用インタビューなど
▶頻度:週1本、月2本など
▶報酬の有無:具体的な金額が書かれていれば、なお良し
▶ワークスタイル:出社やインタビューが必要なのかどうか
▶掲載媒体:URLや掲載媒体名
SNSを使った募集サービス「bosyu」を活用しても良いですね。SNS上でも目を引きますし、一目で「募集」だと判断しやすいためです。
6、コミュニティやプラットフォームを活用する
フリーライター・フリーランスが集まるコミュニティや、フリーランスと企業をマッチングさせるプラットフォームも上手に活用すると良いでしょう。例えば気軽にアクセスできるところだと、以下のようなサービス・コミュニティが存在します。
【フリーランス・フリーライターコミュニティ】
▶FreelanceNow:https://freelancenow.discussionpartners.net/
約3,000人が所属するフリーランスのコミュニティ。仲介手数料は無料です。
▶ライターズライフ:https://www.facebook.com/groups/721168767961611/
Facebook上のライターコミュニティ。参加者400人弱の非公開グループ。
▶ライター・翻訳家・編集者・著者グループ:https://www.facebook.com/groups/206580492848996/
こちらもFacebook上のライターコミュニティ。3,000人以上が参加している非公開グループ。
【フリーランスと企業をマッチングするプラットフォーム】
▶Workship:https://goworkship.com/
▶Rhythmoon:https://www.rhythmoon.com/ ※女性フリーランス専用
▶Waris:https://waris.co.jp/ ※女性フリーランス専用
こういったコミュニティやプラットフォームを活用することで、優秀なライターとのつながりを作ることができる可能性があります。
7、クラウドソーシングサービスを活用する
どちらかというと、「質よりスピードや量」を重視する場合に活用したいのが、以下のようなクラウドソーシングサービス。
▶クラウドワークス:https://crowdworks.jp/
▶ランサーズ:https://www.lancers.jp/
▶クラウドテック:https://crowdtech.jp/
▶クラウディア:https://www.craudia.com/
▶サグーワークス:https://works.sagooo.com/
ここでもライターを探すことができますが、登録者は駆け出しライターや副業ライターが多い傾向です。なぜなら、クラウドソーシングには文字単価が1円前後の低単価の案件が豊富に掲載されているから。
個々のライターのクオリティもピンきりだと予想されるため、信用できるライターを探すのに手間取る可能性はありますが、予算をかけられない場合の選択肢として覚えておいてください。うまくいけば、安定した単価で継続的に依頼できるライターを見つけられるかもしれません。
【まとめ】1人とつながれば、雪だるま式に関係は広がる
今回ご紹介した方法を地道に行っていれば、確実にフリーランスの人脈は増えていくはずです。これらは私自身がフリーランスになってからコツコツと日々行ってきたことであり、この“つながり”があるからこそ、魅力的な仕事に巡り合うことができているのだと確信しています。仕事に意欲的なフリーランスは、常にやりがいのある仕事、スキルアップできる仕事に巡り合うためにアンテナを張り、WEBをはじめ、あらゆるところで自分自身を発信しています。
まずは、1人のフリーランスとのつながりを作るところから始めてみてください。1人とつながれば雪だるま式に人脈が増えていくもの。フリーランス側も末永くお付き合いできるクライアントとの出会いを求めているのですから。
| ライタープロフィール
小林 香織 様
1981年、埼玉県生まれ。2014年ライターデビュー。
WEBライターとして【働き方、ライフスタイル、旅】
雑誌・パンフレット・コーポレートサイトでも執筆経験あり。
拠点は東京だが、
2019年よりWEBデザイナーと広報PRの活動もスタート。