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【企業担当者も必見】フリーランスのトラブル対策5つのポイントを解説!

営業・契約・制作・各種事務手続き。1人でいくつもの役割を担わなければならないフリーランスは、常に「トラブル」のリスクがつきまといます。フリーランス歴3年7ヶ月の筆者も、これまでにいくつかのトラブルに遭遇し、こちら側に非がないにもかかわらず、弁護士さんへの相談が必要なケースもありました。

今回は「フリーランスのトラブル対策バイブル」と題して、5つのポイントをピックアップして、ご紹介します。フリーランスとして働く場合、基本的に以下のポイントを守っていれば大きなトラブルは防げると思います。

一方、フリーランスに仕事を依頼するクライアント側のみなさんにも、以下のポイントを把握していただくことで、両者にとって幸せに働ける状況が生まれるのではと考えます。ぜひ、目を通していただければ幸いです。

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【対策1】契約書を締結する

トラブル対策の基本の基は「契約書を締結すること」です。どんな業態の企業でも、どんなに親しい間柄の人でも契約書は絶対に必要。契約なしに仕事を始めるのは、自ら“トラブル”という名の池に飛び込んでいるようなもの。

契約書の内容は業務内容により変わりますが、納期・報酬・業務内容・秘密保持等に関する内容はどんな仕事でも必要でしょう。内容がハッキリしない場合は、最低限のことだけ書面で取り決め、それ以外は「追加で話し合う」スタンスにしておくと安心です。

契約書の内容について正しい判断が難しい方は、一度、弁護士さんに相談してみると良いでしょう。

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【対策2】報連相を徹底する

こちらも仕事の基本ですが「報告・連絡・相談」を徹底することも、トラブルを回避するために気を付けておきたいポイント。

ある程度の社会人経験がある方なら、誰しも「言ってない」「聞いていない」といった揉め事を経験したことがあるでしょう。そういった些細なコミュニケーションミスを防ぐために、大事なことはテキストで残すように心がけ、少しでも疑問に思ったことは都度確認するクセを付けておきましょう。

こうした丁寧な対応を心がけていると、クライアントとの信頼感も高まるはずです。

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【対策3】安請け合いをしない

フリーランスにつきまとう一番の不安。それは「仕事がなくなるかもしれないという恐怖」でしょう。そういった恐怖感から、スケジュールに余裕がないのに無理をして仕事を引き受けたり、割に合わない内容で了承してしまったりするフリーランスも多いのです。

その結果、心身が疲弊し、入院するほど体調を崩してしまうフリーランスの知人を多く見てきました。そうなると自分自身がツライのはもちろん、クライアントにも迷惑をかけることになり、何一つ良いことがありませんよね。

フリーランスは体調管理も大事な仕事。それを胸に刻み、「今、自分が請けるべき仕事かどうか」「締切までに完遂できるかどうか」を慎重に検討しましょう。クライアントとの契約内容や業務によっては、一部をアウトソースできる場合もあるので、状況に応じて業務を手放す選択をするのも賢い手です。

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【対策4】追加の業務は別料金を請求する

クライアント業務を遂行するうちに、追加でやらなければいけないことが発生する場合もあるでしょう。そんなとき「いいですよ」と気軽に引き受けずに、一旦立ち止まって考えてみてください。目安として30分以内に終わらないことは、追加料金を請求するスタンスでいると良いのではないでしょうか。

このあたりは個人の判断に委ねるところなので、一概に何が良いとは言えませんが、自分自身や他の仕事に悪影響を及ぼすことがないよう、追加業務は別料金を請求し、無理のないスケジュールを交渉するのが得策ではないかと思います。

フリーランスと正当に付き合うことを望むクライアントの場合、追加料金を請求しても受け入れてくれるはずです。

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【対策5】情報漏洩に気を配る

フリーランスとして仕事をする場合、情報漏洩を防ぐ意識を持つことが重要です。例えば、電車やバス内にパソコンやスマートフォンを置き忘れ紛失してしまった、業務に関する重要な書類を紛失してしまった、カフェで仕事の電話をしていたら周囲の人に聞かれてしまったなど、これらはいずれも情報漏洩に該当します。

周囲に人がたくさんいるカフェやコワーキングスペースなどで仕事をする場合、とくに慎重に情報を扱わなければなりません。席を離れる場合はパソコンの画面を閉じる、書類はカバンや引き出しにしまうなど、業務上の情報が他人の目に触れないよう気を付けてください。また、セキュリティが惰弱なインターネット環境にも配慮が必要です。

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【対策6】納期と法律を守り、信頼を積み重ねる

最後は当たり前のことですが、「納期」そして「法律」をキッチリ守ってお仕事をしましょう。誠実な姿勢で仕事に向き合うことが、クライアントからの一番の信頼獲得につながるはずです。

売れっ子のフリーランスほど締切をやぶる…と言われることもありますが、クライアントの立場に立ってみたら、締切を守ったうえでクオリティの高い仕事をしてくれるフリーランスが一番良いに決まっています。

また、法律を守るのは一社会人として当然のこと。とはいえ、インターネットにまつわる法律には、いまだグレーな部分も多く、個人個人がネットリテラシーを高めていく必要があります。

困ったときは一人で悩まず、専門家に相談を

ご紹介した6つのポイントに気を配っていれば、解決の糸口が見えないようなひどいトラブルに巻き込まれる可能性を最小限に押さえることができるでしょう。しかし、クライアントの数や仕事の幅が広がっていくうちに、予期せぬトラブルに見舞われることもあるかもしれません。

万が一トラブルに巻き込まれてしまったときは一人で悩まず、以下のような機関を利用し、専門家にアドバイスを求めるのがオススメです。

いずれも無料で専門家に相談することができますので、困ったときはためらわずに利用してみてください。ただし、下請法に該当するのは取引先が資本金1,000万円以上の場合に限ります。(公正取引委員会の下請法の概要より。2019年7月現在)

トラブルが起きたときは、くれぐれも独断で判断したり、他人のアドバイスだけを鵜呑みにしたりしないこと。各分野の専門家の意見も取り入れ、総合的に判断することを心がけましょう。

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| ライタープロフィール

小林 香織

1981年、埼玉県生まれ。2014年ライターデビュー。
WEBライターとして【働き方、ライフスタイル、旅】など700以上の記事を執筆。
雑誌・パンフレット・コーポレートサイトでも執筆経験あり。
拠点は東京だが、ときどき東南アジアに移住してノマドワーカーをして活動を行う。
2019年よりWEBデザイナーと広報PRの活動もスタート。

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